2014年9月30日火曜日

アイデア発想をしてみよう!

こんにちは!

今回は、銀座おもてなし留学三日目のレポートをお送り致します。

三日目の主な活動は、おもてなし留学のまとめと、酒粕のアイデア発想です。

午前中は、前日のおもてなし留学の経験をシェアします。
みんなどんな体験をしてきたのか、とっても気になります…!

まず初めに取り組むのは、「モチベーション曲線」。
テンションが上がった時、すごいと思ったとき、いいなと感じた時を+、
疲れてしまったとき、うまくいかないと感じた時を-として
曲線をかいてもらいます。

これをすることで、一体どんなことが一日のうちにあったのか、
自分がそこでどんな気持ちになったのか、
時間の流れに沿って思い出すことができます。



みんな一つ一つの出来事を思い返しながら、線をつないでいってくれました。
同じ時間を過ごしている一日目も、曲線はみんなバラバラ。
感じ方は人それぞれですね。

数人に発表してもらいましたが、出来事への気持ちやテンションの変化を聞くと、どんなことを思って高校生がプログラムに参加しているのか、非常に鮮やかに分かって聞いていて大変惹きこまれました。

そして次はいよいよおもてなし留学のまとめに入ります。

まずはポストイットに、印象に残ったおもてなし留学での出来事を書き出していきます。
モチベーション曲線を書いたおかげで、この2日間の出来事を次々に思い出すことができていたようです。

朝の掃除が印象的だった、社員さんのこの言葉は心に響いた、服を何度も畳むのにも意味があったんだ!

など、様々な思いが高校生たちから出てきました。

そこからはポストイットをグルーピング。



・お客様への感謝
・社員どうしの気遣い
・細かい所にも気遣うこと

色々な枠組みを自分達で編み出して、試行錯誤しながら似ているもの・通じるものがあるものをひとまとめにしていきました。

この作業が終わると高校生もだいぶ経験がすっきりと整理できてきたようで、自分がどんなところに感銘を受けたのか、どんな経験を今後に活かしていきたいか、少しずつ見えてきたようです。

出したポストイットの中から、特に印象深い3つを選び出して、午前のプログラムは終了。

体と手を動かして経験を手に入れに行った昨日とは違う、
頭をフル回転させて必死で考えた結果、みんなすっかり腹ペコです…

そしてお昼をたっぷりと食べた後、今度は調理室に移動します。

午後は会場を調理室に移動し、実際に自分の手を動かし、舌で味わいながら、酒粕を使った新しい気仙沼のお土産のアイデアを考えていきます。

まずは酒粕の味を知るため、食卓研究家の新田理恵さんに、プレーンとチョコレート味の甘酒を振る舞っていただきました。



プレーンで飲むと「苦手」という声が多くありましたが、チョコレート味には「美味しい!」という声があがりました。

他の食材と混ぜることで、今まで苦手だった人が酒粕を好きになれるかもしれない!と、酒粕の新たな可能性に気づきました。



アイデアを考える上では、実際に手を動かしてみること、すなわちプロトタイピングが大切です。

次は、どんな食材と合わせてみたいか?を自由に書き出し、実際にその中のいくつかを実践しました。アイスクリーム、抹茶、カレー、パウンドケーキ、醤油、そうめん等々……。

様々な組み合わせを試して、それぞれに「この組み合わせは美味しい!」「これは合わない」「こんな風に食べたら美味しいんじゃないか?」など、実際に作る前よりも沢山の気づきを得ることができました。

そしていよいよ、実際にアイデア発想のフェーズへ。i.clubでは、異なるものとの掛け合わせから新しいアイデアを発想します。ここでは「おもてなし留学」での学びを下敷きに、「自分たちと同年代の高校生に気仙沼に来てもらうなら、どんなおもてなしをするか」というシーンを設定します。そして、そのシーンと酒粕の特徴を掛け合わせて、新しい気仙沼のお土産を考えました。



実際に購入する場所や食べるシーンを設定しているので、「気仙沼の綺麗な星を見てほしい、そしてその時に飲んでほしいから、こんなネーミングとデザインにしたい!」等と、アイデアがどんどん膨らんだようです。



アイデアの考案を終え、3日目は終了。それぞれにおもてなし留学での学びを落とし込み、それを下敷きにアイデアを考案することができました。4日目は、いよいよこの学びを発表します!



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