2014年9月30日火曜日

おもてなし留学最終日!

こんにちは!今回はようやく、の更新になってしまいましたが「銀座おもてなし留学」最終日の様子をお伝えします。

最終日は、「おもてなし留学」でどんなことを学んだのか、そしてどんなアイデアを発想したのかを、お世話になった皆様方に発表します。相手にわかりやすく発表することも、i.clubで大切にしている学びです。チームごとにしっかりと発表の準備をし、シートを用意して、いざ発表会へ。


 大勢の前での発表は緊張したようですが、全員が下ではなく前を見て、堂々と話すことを心がけて発表することができていました。



講評して下さった皆様からは、発表内容に対しての「学びがきちんと落とし込めている」というお褒めの言葉や、アイデアに対しては「使う食材を季節のものにしてみたら、もっと面白いのでは?」「こんなターゲットにも人気が出るのでは?」などと、今後に繋がるアドバイスを頂くことができました。
修了証書を一人一人が手にして、4日間のサマープログラムは終了です! 



お客様となる相手のことを想定して「おもてなし」をすることは、商品を届けたい相手を想定してものをつくるということに繋がっていました。

4日間を通じて高校生たちは様々な刺激を受け、気仙沼にある現在の「おもてなしの心」を大切にしつつも、もっと新しいものをつくり出す姿勢が必要だ、と心に感じたようです。きっとこの想いを胸に抱き、気仙沼に新たな刺激を持ち帰って、新しい気仙沼のお土産を形にしてくれることと思います。


そしてブログ上でも最後まで見守って下さった皆様、本当にありがとうございました!

今後のi.clubの活動も随時更新していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。

アイデア発想をしてみよう!

こんにちは!

今回は、銀座おもてなし留学三日目のレポートをお送り致します。

三日目の主な活動は、おもてなし留学のまとめと、酒粕のアイデア発想です。

午前中は、前日のおもてなし留学の経験をシェアします。
みんなどんな体験をしてきたのか、とっても気になります…!

まず初めに取り組むのは、「モチベーション曲線」。
テンションが上がった時、すごいと思ったとき、いいなと感じた時を+、
疲れてしまったとき、うまくいかないと感じた時を-として
曲線をかいてもらいます。

これをすることで、一体どんなことが一日のうちにあったのか、
自分がそこでどんな気持ちになったのか、
時間の流れに沿って思い出すことができます。



みんな一つ一つの出来事を思い返しながら、線をつないでいってくれました。
同じ時間を過ごしている一日目も、曲線はみんなバラバラ。
感じ方は人それぞれですね。

数人に発表してもらいましたが、出来事への気持ちやテンションの変化を聞くと、どんなことを思って高校生がプログラムに参加しているのか、非常に鮮やかに分かって聞いていて大変惹きこまれました。

そして次はいよいよおもてなし留学のまとめに入ります。

まずはポストイットに、印象に残ったおもてなし留学での出来事を書き出していきます。
モチベーション曲線を書いたおかげで、この2日間の出来事を次々に思い出すことができていたようです。

朝の掃除が印象的だった、社員さんのこの言葉は心に響いた、服を何度も畳むのにも意味があったんだ!

など、様々な思いが高校生たちから出てきました。

そこからはポストイットをグルーピング。



・お客様への感謝
・社員どうしの気遣い
・細かい所にも気遣うこと

色々な枠組みを自分達で編み出して、試行錯誤しながら似ているもの・通じるものがあるものをひとまとめにしていきました。

この作業が終わると高校生もだいぶ経験がすっきりと整理できてきたようで、自分がどんなところに感銘を受けたのか、どんな経験を今後に活かしていきたいか、少しずつ見えてきたようです。

出したポストイットの中から、特に印象深い3つを選び出して、午前のプログラムは終了。

体と手を動かして経験を手に入れに行った昨日とは違う、
頭をフル回転させて必死で考えた結果、みんなすっかり腹ペコです…

そしてお昼をたっぷりと食べた後、今度は調理室に移動します。

午後は会場を調理室に移動し、実際に自分の手を動かし、舌で味わいながら、酒粕を使った新しい気仙沼のお土産のアイデアを考えていきます。

まずは酒粕の味を知るため、食卓研究家の新田理恵さんに、プレーンとチョコレート味の甘酒を振る舞っていただきました。



プレーンで飲むと「苦手」という声が多くありましたが、チョコレート味には「美味しい!」という声があがりました。

他の食材と混ぜることで、今まで苦手だった人が酒粕を好きになれるかもしれない!と、酒粕の新たな可能性に気づきました。



アイデアを考える上では、実際に手を動かしてみること、すなわちプロトタイピングが大切です。

次は、どんな食材と合わせてみたいか?を自由に書き出し、実際にその中のいくつかを実践しました。アイスクリーム、抹茶、カレー、パウンドケーキ、醤油、そうめん等々……。

様々な組み合わせを試して、それぞれに「この組み合わせは美味しい!」「これは合わない」「こんな風に食べたら美味しいんじゃないか?」など、実際に作る前よりも沢山の気づきを得ることができました。

そしていよいよ、実際にアイデア発想のフェーズへ。i.clubでは、異なるものとの掛け合わせから新しいアイデアを発想します。ここでは「おもてなし留学」での学びを下敷きに、「自分たちと同年代の高校生に気仙沼に来てもらうなら、どんなおもてなしをするか」というシーンを設定します。そして、そのシーンと酒粕の特徴を掛け合わせて、新しい気仙沼のお土産を考えました。



実際に購入する場所や食べるシーンを設定しているので、「気仙沼の綺麗な星を見てほしい、そしてその時に飲んでほしいから、こんなネーミングとデザインにしたい!」等と、アイデアがどんどん膨らんだようです。



アイデアの考案を終え、3日目は終了。それぞれにおもてなし留学での学びを落とし込み、それを下敷きにアイデアを考案することができました。4日目は、いよいよこの学びを発表します!



2014年9月23日火曜日

おもてなし留学「寿司幸本店」


寿司幸本店丸の内ビル店で「銀座のおもてなし」について高校生二人が学んできました。一流のお店の職人や従業員の方からどのようなことを感じ、学んできたのか報告したいと思います。


留学当日の朝はお世話になる寿司幸本店丸の内ビル店の寺田店長に宿泊場所まで迎えに来ていただきました。宿泊場所が築地に近いこともあり、移動を兼ねて築地市場について紹介を頂きながらの散策。距離にしてわずか数百メートルの散策でしたが築地の市場は食材だけではなく道具を探す職人、観光客などの多種多様な人達が集まる場所である事を教えていただきました。実際に歩くことで目で見て、耳で聞いて、市場独特の雰囲気を肌で感じることができました。

 そこから今回の留学先である寿司幸本店丸の内ビル店まではバスで移動。これから始まる「おもてなし留学」への期待を高めながら銀座の街の中を移動となりました。
 

【おもてなし留学開始】

お店に着くと従業員の方たちがテキパキと開店準備をこなしていていました。その開店前という雰囲気と、自分達がここで学ぶことを改めて実感した高校生たちは、期待と緊張でいっぱいのようでした。

早速エプロンをつけて開店準備に加わることに。任された仕事は「おしぼりの準備」。銀座寿司幸ではおしぼりは一つひとつ、手に取り目で見ておしぼりの状態を確認しながら、丸める作業をしました。おしぼり丸めるという一つの作業ですが、その中でチェックする際のポイントやきれいに丸めるコツなどを教えてもらい、おしぼりひとつがお客さんの手元に出るまでの流れを体験することで、表からは見えない配慮をひとつ知ることができました。また、作業に慣れてくると従業員の方と自己紹介や簡単に話をしながら作業をしました。



この時担当していただいた従業員の方とは年齢が近いこともあり、話しているうちに緊張がほぐれたようで、高校生は気になることをどんどん質問していました。「なぜ今の仕事を選んだのか」や「高校生の時はどんな学校生活を過ごしていたのか」など身近なところまで、自分たちに重ねながら、進路を選ぶうえで考えたことや高校生のころと今(働き出して)の生活の変化など聞くことができ、より働くということ高校を卒業した後に生活について具体的に考えているようでした。

開店前の準備として、まぐろの切り分けを見学しました。大きなブロックで納品されたものにたいして、お寿司としてすぐに提供できる状態の大きさに切り分ける作業を見学。部位や食材として使う時期により保管方法を変えるなどして一番良い状態でお客さんに出せるように努力していること。それに加え使う魚は時期により旬になる産地が異なるため、時期に合わせた産地の物を使用していること。その魚は長年付き合いのある業者さんからしか買わないことを聞き、食材に対するこだわりについて知ることができました。



この後はいよいよ開店。裏方での配膳の手伝いや皿洗いとホールでの仕事に分かれての体験となりました。この時はぴったりと高校生の様子は見ていたわけではないので詳しい様子を書くことはできませんが、どちら仕事についても従業員のみなさんから指導していただいたおかげでぎこちない感じではありましたが、一つひとつの仕事を確実にこなすことでできました。また、従業員のみなさんの仕事の速さを肌で感じることができ、普段の学校生活では学ことでのできない段取りの大切さやコミュケーションをとることの大切さを感じたようでした。



 

【おもてなしを受ける】

 お昼ごはんは特製のまぐろの漬け丼を頂きました。まぐろがおいしいのはもちろんなのですが、高校生たちはそれよりも卵焼きのおいしさに驚いていました。卵焼きはそれぞれにふたつあったと思うのですが「ひとつは最後に味わって食べる」と言って、最後に味をかみしめながら食べていました。
 そのあとはお店の周辺を知るということで丸の内ビルから東京駅までを散策。街並みをみながら、どんな場所にお店があるのかを改めて確認しながら案内していただきました。慣れない人ごみの中を歩いたせいか、お店での体験を終えた緊張感が解けたせいか少し疲れの様子が高校生に見えていたので、ゆっくりとお話をしつつ、あんみつを食べながら小休憩。この時は「おしぼりの準備」の時とは別の従業員の方に案内していただきました。この方も高校生とは歳の近い方だったこともあり、仕事についての話、休日の過ごし方などいろいろ話が盛り上がり、あっという間に時間に経っていました。
 この時もですが寿司幸本店丸の内ビル店への留学に加え、高校生が歳の近い従業員の方と直接話すことができたことは、彼女たちにとって進路を考えるうえで良い経験になったように思いました。このように配慮していただいたことに感謝しています。


 短い時間ではありますが、一流のお店で働く方々からお話を聞いたり、一緒に働くことで「おもてなし」とはどのような事なのか、高校生二名それぞれが考え感じたことと思います。と同時に地元(気仙沼)ならではの「おもてなし」や「良さ」を考えるきっかけになったようです。自分たちが体験した「おもてなし」を気仙沼でもきたらどんなに素敵なことだろうかと、わくわくしながらこの二日目の留学を終えることができました。
 今回私達を受け入れてくださいました寿司幸本店丸の内店のみなさま、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。



2014年9月18日木曜日

安藤七宝店 おもてなし留学レポート - part2


その④ 七宝焼体験(2)

 

 さて、作業開始から約2時間、あっという間にお昼の時間になりました。作業を途中でやめ、安藤さんに近くのカフェに連れて行っていただきました。おしゃれな店内と、おいしいご飯を楽しみながら、安藤さんと鈴木さんからいろいろな話をしていただきます。安藤さんの年齢が高校生2人の両親の年齢と近いことがわかり盛り上がったり、会社の中での決まりごとについても少し教えていただきました。何気ない会話も高校生たちにとって刺激になったようで、楽しい時間でした。

 

 お昼の休憩を終えると、ふたたびお店に戻って七宝焼の体験を再開します。釉薬を盛ってはオーブンに入れ、また釉薬を盛ってと作業を繰り返し、ようやく完成です。

出来映えは、、、2人とも、色がとてもキレイに出ていました!初めてとは思えないと鈴木さんからもお褒めの言葉が。








【つやつやの表面とキレイな配色!お見事です!】

 

それでも、時間ぎりぎりまでまだまだやりたい!と高校生。2つ目の作品を作らせていただくことになりました。作業を重ねるたびにコツを掴んでいくようで、どんどんスムーズに進めていきます。2つ目の作品も完成したところでちょうど時間になりました。








あとは、それぞれの作品にブローチピンやネックレス用の金具を取り付けたりして、仕上げです。この行程は、鈴木さんにお任せしてやっていただきました。

【完成したネックレスを手に満面の笑み!お気に入りの作品ができました♪】

 

 2人は世界にひとつだけの作品にとても満足げでしたが、時間がもっとあればまだまだやりたかったよう。七宝焼の魅力を肌で感じることができたみたいです。

 

その⑤ 贈るひとから贈られるひとへ、気持ちを包む“包装”

 

 七宝焼の体験が終わると、今度は包装の体験に移ります。先ほど作った自分の作品を箱に入れ、包装紙で包み、リボンをかける、その一連の行程をレクチャーしていただくようです。これらのレクチャーをしてくださるのは、本日2人目の先生、山崎さんです。山崎さんはいつも売り場の担当をされている社員さんで、いわば包装のプロです。

 

 まず、作品を入れる箱の組み立てから。折り目のついた複雑な形の紙を折り目のとおりに折っていくと、きれいな容れ物ができあがります。ふたも同様に組み立てると、ぴったりと重なってひとつの箱になりました。高校生たちもてきぱきと箱を組み上げていきます。続いて、できあがった箱に作品を入れるのですが、箱にそのまま入れてしまっては、ごそごそと中で動いてしまいます。そこで、箱の中には薄い紙をくしゃっと丸めたものを敷き、その上に作品を置くようにして入れます。紙を丸めるのも、プロの山崎さんがやるとどこか美しい形に。高校生も負けじと作業を進めます。








【くしゃっと丸めるのも、やってみるとなかなか難しい。】

 

 今度は、包装紙で箱を包みます。包まれる箱と包む包装紙の大きさによって包み方を変えるそうで、3種類ある包み方のうち、今回はひとつに挑戦させてもらいます。

 「これくらいの角度で箱を置いて〜」「こうやって箱に沿って紙を折り曲げて〜」など、1つ1つの行程を説明しながら、お手本を見せてくれる山崎さん。簡単そうに紙を折ったり箱を転がしたりしていますが、やってみるとなかなかぴったり包めず、紙がずれてしまったり、隙間ができてしまったり。高校生たち、なかなか苦戦していました。








【思い通りに包装紙と箱が動いてくれなくて、苦戦。】

 

 苦労して箱を包装し終え、最後はリボン掛けです。リボンを掛けると、たちまちかわいい贈り物へと変身します。最後まで丁寧に作業を進める2人でしたが、その甲斐あって、とてもかわいく包装することができました。

 

 

 










【リボンを掛けたら完成!】

 








【おつかれさまでした。充実した体験でしたね!】

 

 午前中から集中して体験させていただいていたので、少し疲れもあったかもしれませんが、できあがった贈り物に2人の笑顔がこぼれます。七宝焼の体験から包装まで、一連の流れを学ぶことができました。山崎さんからは、「贈るひとにも贈られるひとにも楽しんでもらえるように、また、贈るひとの気持ちを一緒に包めるように、いつもおもてなしの心で包装をしています。」とお話していただきました。包装のためのひとつひとつの行程には、確かにおもてなしの心があったと思います。同じ行程を体験した高校生2人にも山崎さんの言葉はすっと入ってきたようで、頷きながら話を聞いている姿が印象的でした。

 

 さて、2つの体験を終え、あっという間に時間になってしまいました。最後に安藤さんにもう一度お話をしていただきます。

「おもてなしは、作り手の職人さんが素材やあらゆる行程にこだわることから始まり、できあがった商品をお客様のもとに届けるまで、リレーのバトンのようにそれぞれの場所や行程で気持ちを繋ぐものだと思います。そして、この銀座のお店は、このおもてなしのリレーのアンカーのような存在だと思っています。」

 

 安藤七宝店の、七宝焼そしてお客さんへの想いに触れることは、今回のおもてなし留学にて気仙沼でのおもてなしを考えていく上でとても貴重な経験になったのでは、と思います。伺ったお話や体験の中に、たくさんのヒントがあったような気がします。

 今回お世話になった安藤七宝店の安藤さん、鈴木さん、山崎さん、この場を借りてもう一度お礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

(かんだ)

安藤七宝店 おもてなし留学レポート - part1


 
 

 その① 七宝焼ってなんだろう??

 

 さてさて、おもてなし留学の2日目、朝から日差しの強い銀座を歩き2人が訪れたのは、1880年創業の七宝専門店「安藤七宝店」です。

 みなさん、七宝ってなんだかわかりますか?七つの宝なんのことでしょうか。

 

 七宝焼とは、金・銀・銅・鉄などの金属製の下地の上に、釉薬(色ガラスの粉末に水や糊を加えてペースト状にしたもの)を乗せ、高温で焼くことで美しい彩色を施す日本の伝統工芸品のことです。宝石を材料にして作られることから、七宝と名が付いたという説があるそうです。これから、この七宝焼の魅力について教えていただき、安藤七宝店のおもてなしを体験させていただきますよ〜!

 


その② 安藤七宝店にて七宝焼の世界へ

 

 お店を訪ねると、中へと案内してくれたのが安藤さん。2人は緊張しながらも自己紹介を終え、まずは七宝焼についての説明を聞きます。

 七宝焼には様々な技法があり、作品によって質感や表情、色彩がずいぶん違います。



 
 


その中のひとつである有線七宝という技法を用いて作る過程を、順を追って詳しく説明していただきました。

 
【花瓶の制作過程について説明を聞きます。】




【細いリボン状の金属を下地に貼り、その中に釉薬を乗せていきます。表面には繊細な金属の線が現れ、とても美しいです。】
 

今度は実際にお店に置かれている作品を間近に見せながら、七宝焼の魅力についてお話してくださる安藤さん。職人さんによる細かな行程とこだわりについて聞きながら、

高校生2人も思わず「キレイ」とため息。

 

 

 

その③ 七宝焼体験(1)(長いので分けます。)

 


 

 七宝焼について少し知ることができたところで、今度は実際に七宝焼の体験をさせてもらいます。ワクワクしながら、お店の裏へと案内してもらうと、そこには本日の体験の1人目の先生、鈴木さんの姿が。鈴木さんは普段は商品の管理等のお仕事をされている社員さんですが、この日のために、職人さんから各行程について詳しくレクチャーを受けてきてくださったそう。簡単な説明を聞き、さっそく体験に入ります。

 今回体験させていただく七宝は、先ほどの有線七宝とは違い、リボン状の金属で仕切りをつくらない技法だそうです。はじめに大小や形の様々な銅板から好きなものを選び、乗せる釉薬の色をイメージします。2人はクマやリボンなど、それぞれに気に入った型を選びました。次に釉薬です。釉薬にはさまざまな色がありますが、その中でも透明なものと不透明なものとあり、組み合わせれば出来上がりの色合いは無限大!オリジナルの七宝焼になります。




 さて、この釉薬を乗せる行程ですが、やってみるとこれがなかなか難しいようです。
 

【釉薬にはたくさんの種類が。どんな色にしようか、悩むなぁ。。】 







【型を選んでこれから作業開始!】

 

 

作業を始めると、集中してめっきり口数が減る高校生2人。真剣な表情で釉薬を乗せる行程を進めていきます。






【選んだ銅板の上に、少しずつ釉薬を乗せていきます。慎重に慎重に。】

 






 ひととおり釉薬を乗せ終えると、高温のオーブンにて焼く行程へと移ります。今回使用するオーブンは小さく、持ち運びができそうなサイズですが、職人さんが工房にて使用するオーブンは、壺や花瓶なども焼けるような大きなものだそうです。
 

【今回使用させていただくオーブン。中は800℃を越える高温になります。】

 

 実はこのオーブン、小さくても約800℃もの高温で焼くことができます。釉薬のガラスが溶けるまで高温にすることで、下地に美しい彩色を施すことができるんです。

 

この行程ですが、オーブンに入れる時間や温度によって、同じ色の釉薬でも焼き上がりの表情が変わってしまうそうです。想像したとおりの色になるかなぁ〜?とワクワクしながら焼き上がりを待ちます。また、オーブンに入れる回数は一度だけではなく、一度焼いたものの上にさらに何度も釉薬を乗せて焼くことを繰り返します。溶けたガラスがどんどん重なって厚みがでてくるのですが、この繰り返しによっても、色の出方が変わってきます。

 これらの変化を考えながら美しい彩色を出すことのできる職人さんたちがいかにすごいのか、実際にやってみて体感する2人。貴重な経験ですね。

 
今回の投稿はここまでと致します。
次回の出来上がりをお楽しみに!
 

2014年8月28日木曜日

@SUZUKA サマープログラム最終日!

みなさん こんにちは!
i.clubの森脇です。

今日は、i.club @SUZUKAサマープログラム最終日の様子について、紹介したいと思います!



今日のテーマは「伝える」

成果発表会の場を設けて、地元の方々の前で高校生がアイデアを発表します!

せっかく良いアイデアを考えても、それが伝わらなければもったいない!
自分たちのアイデアを効果的に伝える手法のひとつとして、
この日は試作品づくりをしました!


画用紙やクリアファイルなど安く簡単に手に入るものを使って、自分たちのアイデアを目で見て触れるものにします!

試作品づくりのメリットがいくつかあります!!
①アイデアの問題点、改善点が明らかになることです。
これにより、アイデアのブラッシュアップをすることができます!

②アイデアを使っているシーンをイメージしやすくなることです。
自分たちはもちろん、人に伝える際にもアイデアをより具体的に伝えることができます!




作った試作品を携えていよいよ成果発表会スタートです!!
会場にはたくさんの方々にお集まりいただきました!

〈地元の多くの方々にお集まりいただきました!本当にありがとうございます。〉


そしていよいよ、高校生によるアイデア発表!
自分たちが考えたアイデアを模造紙と試作品を使って発表しました。
みんな緊張しながらも、熱意をもって発表している様子でした!


〈一生懸命作った試作品・模造紙を使って発表します!〉


高校生が伊勢型紙について学んだことを発表する際、会場の方々が頷きながら聞いている様子が見られたり、高校生への質疑応答も多く出ていました。
会場の方々も一体となり、とっても良い雰囲気の成果発表会になりました!

〈最後は、高校生がi.clubを通して学んだことの発表をしました!〉

最後は、高校生がi.clubを通して学んだことを発表しました!

「自分で新しいアイデアを生み出すことの楽しさを知りました!」
「地元の人達やi.clubLeaderと過ごすなかで、多様な考え方を知ることができました!」
「地元のことを知り、今後も地元に関わっていきたいと思いました!」

などなど
高校生にとって、持ち帰るものが多かったプログラムになったのではないかと思っています。

@SUZUKA 2泊3日のサマープログラム。
プログラムは終わりを迎えますが、「伊勢型紙✕イノベーション」の挑戦はまだまだ続きます!
これからの展開に乞うご期待ください!



2014年8月27日水曜日

「相手に媚びへつらうのではなく、対等の立場で接する」

ギンザのサヱグサ」おもてなし留学レポート!day2

<<2日目>>

こんにちは!のだゆりです。
「ギンザのサヱグサ」おもてなし留学、午後のレポートをお届けします。



  【午後は店舗に移動して、実際の接客を体験します!】

 お昼を食べて、銀座の街並みを楽しみつつ、2人はお店へ。店内は上品かつ可愛らしく、2人も(+私も)ついテンションが上がってしまいました。

まずは、実際に店頭に立つに当たって、大切にすべきことを教えて頂きました。「おもてなし」にはその前の段階として、「装い」と「設え」があり、そのために店頭に立つ人はまず服装をきちんとしたものにし、店舗はお客様を迎えるためにきちんとした空間づくりをする。そうした積み重ねを基にしてはじめて「おもてなし」ができるということでした。

【挨拶の練習。お客様は、「いらっしゃいませ」と堂々とお迎えすることが大事。】

 そこで大切になるのが、「相手に媚びへつらうのではなく、対等の立場で接する」ということ。きちんとした用意のもとに商売をしている自信を持って、商品の情報をきちんと伝え、対価を払っていただけるようなサービスをすることが大事だと学びました。



 また、サヱグサでは、「商品にこめられた価値を、情報としてきちんと伝える」ことをとても大事にしていると学びました。一品一品に想いを込めて作り、また、仕入れている分、商品には多少値が張るものもありますが、その分お客様には、その商品に十分満足して購入していただく必要があります。
 一枚の服、一足の靴、どれを取ってみても、その素材や形へのこだわりが詰まっており、そのこだわりをきちんと相手に伝え、その価値に満足していただくということが大切ということでした。これも、今後、2人が自分で商品を作ったり、売ったりする過程で大切になってくるはずです。



 接客においては、服をたたみ直したり、掛かっている服を少し動かしてみたりという動作がとても大事だと教えていただきました。これは、お客様に警戒心を与えないため。いきなり対面して迎えられては、お客様も入りづらくなってしまいます。例え乱れていなくとも、そうした動作をし続けることで、お客様は安心して来店してくださるということでした。


 教えて頂いた通り、実際に服を直す動作をしつつ、お客様を待ちます。作業を続けながらも、手元に集中しすぎず、常に意識をお客様入り口に向けていなければなりません。難しかったようですが、堂々と「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」を言う事ができました。


 
 こうした、常に相手の立場から、「自分がどのように振る舞うのがよいか」を考えるというおもてなしの姿勢は、社長がおっしゃっていた「お客様のことを好きになること」を体現しているようでした。2人共、1日をかけて、サヱグサに来店してくださるお客様の立場から考え、その「おもてなしの心」を体で感じることができたようです。

 これから、2人が新しい商品を考案したりする際も、その商品を届けたい相手のことを好きになることは、非常に大切になってくることと思います。

 1日を通して、ギンザのサヱグサで様々な刺激を受け、2人は気仙沼にある現在の「おもてなしの心」を大切にしつつも、「もっと新しいものを取り入れていく姿勢が必要だ!」と心に感じたようです。

きっとこの想いを胸に抱き、気仙沼に新たな刺激を持ち帰ってくれることと思います!


お世話になりました、ギンザのサヱグサの皆様、本当にありがとうございました!